リアル取引口座を開設する

 

目次

1.口座開設

2.相場の環境認識

3.資金管理

4.インフレ対策

FX 口座開設

投資では有名になったFXですが、そもそもこれは外国為替証拠金取引を言います。証拠金はいわゆる担保のようなもので、少額を担保に多額の外国通貨の取引ができます。これをレバリッジといいます。

で、このFXですが投資全般に言えることですが口座開設をしないと始まりません。国内、海外両方ありますが、ここでは海外の証券会社推奨です。

理由はレバリッジ倍率が高いことと、ゼロカット制度があるためです。ゼロカットは入金した証拠金以上のマイナスが発生したとしても証拠金以上の分は証券会社が肩代わりしてくれるので、仮に負けても自身の損失は入金額分のみです。

海外の証券会社ですがレバリッジ倍率の高い順にランキング化してみました。

 

レバリッジ倍率の高いFX証券会社ランキング

1位 GemForex

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・新規口座開設だけで証拠金10,000円ボーナス
最大5000倍のレバリッジ(限定口座のみ5000倍、それ以外でも1000倍)
・ゼロカット(マイナス残高リセット)対応
・無料で使える自動売買ツールEAがある
・日本語サポート対応
・FXのみならず仮想通貨も対応

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2位 XM

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・ゼロカット(残高マイナスになってもゼロになる)=追加負担なし
・手数料無料
・FXだけでなく、仮想通貨、金トレード対応
・24時間サポート
・口座開設ボーナス、入金ボーナスあり
最大1000倍のレバリッジ対応(選択した口座タイプによる)

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3位 FXGiants

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最大1000倍のレバリッジ対応
・ゼロカット(マイナス残高リセット)対応
・顧客満足度No.1、取引通貨量、稼働口座数がいずれもNo.1
VPSをフリーレンタルできる(入金額5万以上の条件あり)

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口座開設に関してですが、公式サイトにアクセスして口座開設ボタンをクリックし、次の画面で個人情報を入力していくだけです。その後の流れは本人確認して、入金になります。私も複数口座開設していますが、迷ったのは住所が英語表記になっていることが多く、そこでちょっと戸惑いました。

が、住所の日本語表記を英語表記へ変換してくれるサイトがあるのでそれを使えば一瞬です。
JuDress

※参考:XMの口座開設画面

 

FX

 

口座開設が済めば、実際にトレードすることが出来ますがその際はMTというツールを使うことになります。これは公式サイトからダウンロードできるのでそれをもってトレードします。

MT4/MT5と種類がありますが、どちらを使ってもOKです。公式サイトにMT4とMT5の違いも書かれているのでそれを確認して好みの方を選べばOKです。

ここで大事なことが一つあります。口座開設が済んでしまえばトレードができますがいきなりやっても勝つことはかなり厳しいものがあります。いきなり参入して負ける方が90%超える実情です。

では10%に入るにはどうするかというと検証をして自身のトレードルールを確立してやっていくことです。検証は何をするかというと相場の環境認識と自身の勝ちトレードルールの構築、そして勝率の確認です。

トレードに関しては裁量、自動売買EAがありますがどちらも検証することは共通です。後者は事前に組み込まれたトレードルールで自動的に外国通貨の取引をやってくれますが、それが勝てるものかどうかは検証をしないとわかりません。つまり方法の違いがあっても必要性は変わりません。

 

相場の環境認識

 

まず裁量ですが、相場の環境認識、これが結構難しく、時間がかかるところです。具体的にやることは過去のヒストリーデータを使って、分析ツールを組み合わせてトレードルールを構築していきます。

分析ツールというのは例を挙げると、トレンドライン、サポートレジスタンス、ダウ理論、フィボナッチリトレースメント、ダイバージェンス等があります。これらを使いこなせるように練習をし、その上でこれらを組み合わせて自身のルールを作ります。

ここまでで過去のヒストリーデータを使って検証するといいましたが、実はMTをインストールした直後は過去データは入っていません。自身で入れる必要があります。そのやり方は別ページにまとめました。
MTでの過去データ取り込み方

 

■分析ツール

 

上記相場の環境認識の検証で使う分析ツールについて、それぞれ見ていきます。

・ローソク足:価格の始値、終値、高値、安値を表現しているものです。始値は最初についた価格、終値は最後についた価格、高値は当時時間帯について一番高い価格、安値は逆に一番安い価格のことです。

 

FX

 

・ダウ理論:価格帯上昇傾向にあるか下落傾向にあるかを表します。ローソク足の高値と安値がともに切りあがって推移している場合はアップトレンド、逆にともに切り下がって推移している場合はダウントレンドといいます。

 

・トレンドライン:

相場の傾向、価格が上昇傾向にあるのか下落傾向にあるのかを示すツールでアップトレンドの場合は、各ローソク足の安値部分で線を引いたもので、ダウントレンドの場合は各ローソク足の高値部分で線を引いたものです。

 

■アップトレンド時
FX

 

■ダウントレンド時
FX

 

・サポートレジスタンス

サポート(支持線)、レジスタンス(抵抗線)のことで、サポートは下落相場にて下支えをする価格帯でレジスタンスは上昇相場を抑える価格帯です。このサポレジですが過去のサポートやレジスタンスが未来に向かって有効になることが多いのでよく使われます。

具体的には、サポレジ付近で反転つまり、上昇していたのが一時下落したり、下落していたのが一時上昇したりします。

 

FX

 

・ダイバージェンス

価格とテクニカル指標(MACD)が逆になっている状況のことです。MACDなどのテクニカル指標は買われすぎ、売られすぎを示すものであり、これが一定以上になると相場反転の可能性の考え方があります。

 

FX

 

画像はダイバージェンスの一例ですが、価格としてはダウントレンドにもかかわらずMACDを見ると、上昇しています。こうなると下落の勢いが弱まり、上昇に転換する可能性があると考えます。

実際に画像のチャートを見るとその後、トレンド転換して上昇しています。

 

・FIB(フィボナッチリトレースメント)

相場の天井と底はサポレジを見ますが、相場というのは上昇したままということはなく、上昇下落を繰り返し、全体として上昇傾向にあるという動きをします。一時上昇や下落をした時の値を戻り値といい、FIBはこの戻り率を把握するのに役立つツールです。

ただ、サポレジまでいかずに相場反転するケースもあり、この際の相場転換の価格帯、天井、底を探し当てることができるツールにもなります。

 

FX

 

これらを使って一番自身に合う分析ツールを単一もしくは組み合わせて自身に合うトレード手法を見つけていきます。単体でやる方もいらっしゃいますが、私の場合、組み合わせて使っています。特にトレンドライン、サポレジ、フィボナッチ、ダイバージェンスはよく使います。

検証が終わったら次はデモトレードです。これはデモ口座開設して無料で実際の相場でトレードができます。これで検証で確立した手法や分析が実際に通用するかを確認します。

ここまでは裁量トレードですが、自動売買EAを検証中は使うことを推奨します。検証中はリアルトレードをしていないので当然利益は出ません。その間は期待値の高いEAを使って利益を取りに行きます。

で、この期待値が高く、実際に入金していいかの判断はテスト方法があり、バックテストとフォワードテストの2つです。前者がMTにストラテジーテストという機能があり過去データを対象にEAを稼働させたときの結果を出してくれます。

後者は現在の相場で稼働させたときの結果を確認するテストです。デモ口座でやれば無料ででき、リアル口座では少額を入れて結果を確認します。

EAの具体的なテスト方法についても別ページにまとめました。
自動売買EA 検証方法

 

資金管理

 

裁量、EAともに共通して大事なもうひとつの考え方が資金管理です。検証、デモトレが終わってリアルトレードに移行した際に、余剰金すべてを一度に入金してやるのは非推奨です。万一負けた時に次にリトライできません。

余剰金を複数回に分割してそれを入金してやっていくことで次に生かせます。そして利益を守るために適宜出金も必要です。こういった入金ルールや出金ルール、さらに利益確定のための決済ルールを自身で決定するのが資金管理です。

図を使って入金ルールの一例を見てみます。

 

FX

 

次に出金ルールですが、ここでは利益が入金額の2倍、以降は前回の残高の2倍になったらその半分を出金するといったものです。この利点はせっかく発生した利益を保護できることです。これをせずに相場が逆行(マイナス)になると、利益分全損しますが、出金していれば、全損にはなりません。

 

FX

 

もちろん上記は例なので半分を出金である必要は無く、4割でも6割でも特に決まりはありません。ご自身にとって一番しっくりくる割合で出金をしていく形で問題ありません。あくまで利益保護が目的です。

 

インフレ対策

 

そしてインフレ対策までできれば考えておきたいところです。円安進行により、物価上昇し、ひいては貯金が半減といったことも起こりうる事態が昨今で起きているので、自身の働いて築き上げた資産や、FXでの利益を保護するために、ポートフォリオを組んでおくことを推奨します。

つまり、円の貯金だけではなく、変動幅の少ないUSDT/USDCなどの仮想通貨、金、車など円安に影響されないものに換金しておくことでインフレから資金を保護します。

 

FX

 

ちなみにここまで書いてましたが、私自身はFX塾に通い、これらを学びました。それこそ基礎知識や検証、仮想通貨、資金管理まで教わりました。そしてFXで負けた方の行動なども聞きましたが、これは上記で書いてきたことをやっていなかったことが共通していました。

チャートマスターアカデミー

ここまでで書いてきたことをしっかり押さえていけば、資金や資産を保護しつつ、トレードに臨んでいけると思います。

 

まとめ
1.FXを始めるには口座開設が必要
2.いきなり入金ではなく、検証、デモトレードを通したトレードルールの確立が大事
3.検証と合わせて高期待値EAを稼働させることで検証中であっても利益を取りに行く
4.資産、利益保護のために資金管理とインフレ対策が重要
 

■プロフィール

 

筆者:とくさん

一言:普段はカスタマエンジニアとして仕事をしています。去年初め位からFXを始めました。同時期にFXスクールに入り、基礎知識、検証を通して利益を出していましたが、最近相場環境が変動してきていたので再度検証をしたりしています。

 

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