自動売買EA 検証方法

自動売買EAの期待値把握のための検証方法やMTへのEA導入方法について書いています。

自動売買EA 検証方法

目次

1.EAのテスト方法

2.EAの導入方法

 

FXには自動売買、通称EAというあらかじめトレードルールが組み込まれ、そのルールに従って自動的に証拠金を使ってトレードをするツールがあります。

入金する証拠金を資金管理するだけであとはツールがトレードをしますが、ここで大事なのが期待値です。無料から有料のものまで多くのEAがありますが、いわゆる勝率が高いものもあればそもそも勝てないような言い方が悪いですが、粗悪なEAも出回っています。

せっかくの資金を失うわけにはいかないのでこの期待値が高いかを確認して実際に入金していきたいところです。その確認というか検証方法として2つあり、バックテストとフォワードテストです。

 

1.EAのテスト方法

 

■バックテスト:MTにEAを導入したうえで、ストラテジーテスト機能を使い、過去のチャートで実行したときの結果を把握します。

やり方はファイル>ストラテジーテストを選択するとウインドウが表示されるので、EAを選択して、期間を設定、スタートという流れです。

過去データを使うのでMTに過去のヒストリーデータを導入してから実施します。その際、EAが対応する通貨ペアを確認して、該当のヒストリーデータを導入して、対応時間足がM1以外の場合はその時間足を追加してから実行です。

この辺りは別ページでヒストリーデータ導入や時間足の追加等説明しています。
MTでの過去データ取り込み方

期間設定するのは全期間でやると対象データが多すぎて時間がかかるので期間を決めています。もしもこのバックテストがうまく行ってないようであれば、操作履歴などでログを見て起きているエラーを確認して対処します。

■フォワードテスト

フォワードテストは実際にEA導入の上現在時間で実行させて結果を見るテストです。過去データを使うのではなく現在~未来のチャートに対して使う本格運用に近いです。

少額の証拠金を使ってやるかデモ口座でやるかありますが、私なら両方でやります。まずデモ口座にEA導入して運用してみて結果を確認し、その後少額の証拠金をリアル口座に入れて、EAを導入して実行させて結果を確認です。

自動売買EAにはこういったテスト方法があり、これをやってEAが勝率が高いEAなのかという期待値を把握して本格運用を決めていきます。

参考までにEAの導入方法も触れていきます。ただEAを獲得した際に一緒にマニュアルも同梱されることが多く、それを見ながらやれば大丈夫です。

 

2.EAの導入方法

 

1.EAのファイル(拡張子ex4)を任意の場所に貼り付け
2.MTの表示中チャートを閉じる
3.MTのファイル>データフォルダを開く

4.MQL4フォルダを開く

5.Expertsフォルダを開く

6.1.で貼り付けたEAファイルをExpertsフォルダに貼り付ける

7.☆の入ったアイコンをクリックしナビゲーター表示させる。ナビゲーター内の空白のところを右クリックして更新をクリックする。その後、ナビゲーター内のエキスパートアドバイザの左側の+をクリックして展開して、貼り付けたEAが表示されていればOK。されていなければMTを再起動して確認。

8.EAが対象とする通貨ペアのチャートを表示させ、時間足も合わせたうえで、ナビゲーター内のEAをチャートにドラッグする。その後EA設定画面が出るので、設定後確定。

EAのON/OFFは自動売買アイコンをクリックすることで切り替えでき、ONになっているかはチャート右上に小さくEA名とその横ににっこりマークが出ているかどうかで把握できる。(にっこりマークならON)

この流れでEA導入できます。私の経験上、EAは口座と紐づけが必要でそれをEA開発者または管理者にやってもらう必要があり、それが終わっていないと上記手順でやっても導入がうまくいきません。

ここまででEAの期待値検証の方法とEA導入について触れましたが、導入はEA提供者からマニュアルがもらえることが多いのでそれを参考にしてやればできると思います。

ただ、これは私が通ったFX塾でも口酸っぱくアドバイスいただいたことでもありますが、期待値がどうかでEAを購入したり、導入したりは判断するのが重要です。

そして資金管理。つまりいきなり余剰金すべてを入金するのではなく、分割して複数回入金して、できるだけ長期に渡り運用できる環境にするのも大事です。やらなければゼロですがやればゼロの可能性もあるもののプラスの可能性もあります。

まとめ
1.EAが勝率の確認は期待値で判断。期待値確認方法はバックテストやフォワードテストで実施
2.本格運用する際も余剰金すべてを1度に入れるのではなく複数回に分ける資金管理が大事