仮想通貨 テクニカル分析

仮想通貨の相場環境認識の手法の一つ、テクニカル分析に使う分析ツールについてまとめています。

仮想通貨 テクニカル分析

FXと同様に仮想通貨の相場に関してもテクニカル分析による相場環境認識が重要な方法の一つです。トレンドライン、ダウ理論、サポートレジスタンスなどトレンド系のインジケータやMACDなどのオシレータ系インジケータを使い、分析していきます。

・ローソク足:価格の始値、終値、高値、安値を表現しているものです。始値は最初についた価格、終値は最後についた価格、高値は当時時間帯について一番高い価格、安値は逆に一番安い価格のことです。

ローソク足

・ダウ理論:価格帯上昇傾向にあるか下落傾向にあるかを表します。ローソク足の高値と安値がともに切りあがって推移している場合はアップトレンド、逆にともに切り下がって推移している場合はダウントレンドといいます。

 

・トレンドライン:

相場の傾向、価格が上昇傾向にあるのか下落傾向にあるのかを示すツールでアップトレンドの場合は、各ローソク足の安値部分で線を引いたもので、ダウントレンドの場合は各ローソク足の高値部分で線を引いたものです。

 

■アップトレンド時

トレンドライン

■ダウントレンド時

トレンドライン

・サポートレジスタンス

サポート(支持線)、レジスタンス(抵抗線)のことで、サポートは下落相場にて下支えをする価格帯でレジスタンスは上昇相場を抑える価格帯です。このサポレジですが過去のサポートやレジスタンスが未来に向かって有効になることが多いのでよく使われます。

具体的には、サポレジ付近で反転つまり、上昇していたのが一時下落したり、下落していたのが一時上昇したりします。

サポートレジスタンス

・ダイバージェンス

価格とテクニカル指標(MACD)が逆になっている状況のことです。MACDなどのテクニカル指標は買われすぎ、売られすぎを示すものであり、これが一定以上になると相場反転の可能性の考え方があります。

ダイバージェンス

画像はダイバージェンスの一例ですが、価格としてはダウントレンドにもかかわらずMACDを見ると、上昇しています。こうなると下落の勢いが弱まり、上昇に転換する可能性があると考えます。

実際に画像のチャートを見るとその後、トレンド転換して上昇しています。

 

・FIB(フィボナッチリトレースメント)

相場の天井と底はサポレジを見ますが、相場というのは上昇したままということはなく、上昇下落を繰り返し、全体として上昇傾向にあるという動きをします。一時上昇や下落をした時の値を戻り値といい、FIBはこの戻り率を把握するのに役立つツールです。

ただ、サポレジまでいかずに相場反転するケースもあり、この際の相場転換の価格帯、天井、底を探し当てることができるツールにもなります。

フィボナッチ

・PB(ピンバー)

一言でいえばローソク足の形状ですが、MA(移動平均線)とローソク足の形状から相場の方向性を判断します。結構判断がわかりやすいにもかかわらず損小利大になりやすいのが特徴であり、かなり有効で実際にこれだけでトレードをしているトレーダーもいると私がFX塾に通ってた頃に聞きました。

PB形成判断の基準

1.ローソク足とヒゲが1:3

2.買いの場合、上ひげよりも下ひげの方が明確に長い

3.売りの場合、下ひげよりも上ひげの方が明確に長い

4.移動平均線(10SMA、20SMA)を引き、買いの場合、20SMAよりも10SMAが上、売りなら20SMAより10SMAが下

5.【重要】2つのMAより外に実体があるのが理想、最低でも終値がMAより外にあること

ローソク足

上記のインジケータを使い、相場の環境認識をしていきます。参考までに私が一から学んだ際は上記で少し触れましたが、FX塾で学びました。その後は今もですが書籍を補填に使ってやっています。

FX塾:

CMA
CMA

FX書籍:

私の場合はPBを使いますが、それ以外にも上記で挙げたインジケータを組み合わせて、より環境認識の精度を上げてやっています。