除湿機の効果など有用な情報を提供します。
□湿度を下げる
効果はこの1点につきるわけですが、湿度向上はカビなどを発生させるので、住環境の意味では効果があります。
体感的な涼しさはあまりありません。
というよりも、そもそもの目的は湿度を下げることであり、涼しさを求めるものではありません。
涼しさ重視ならばエアコンです。
ただですね、カビなどの問題から湿度を下げたい場合に、エアコンのドライを使えばいい話ですが、電気代が高くなるので、コストパフォーマンスが良くないわけです。
なので、湿度を下げたいという目的の場合、エアコンよりもコストパフォーマンスが良いわけですね。
特に雨天時には、外で干すのも難しいので、宅内で干すわけですが、室内湿度が向上するので、そういったシーンで使うと、住環境向上+洗濯物が乾きやすいというのがメリットですね。
湿度を下げる効果があるのであって、冷却効果はエアコンほどは無いので、使い分けが必要です。
で、どのように使い分けるかですが・・・
□宅内に人がいる+乾燥もしたい > エアコンのドライを使う
□洗濯物などを乾かしたい > 除湿機使用
です。
湿度を下げたい場所に人がいるかいないかで使い分ける形です。
人がいない場所では体感温度云々は必要ないので、エアコンを使うのは勿体無いです。
そういった場所では除湿機+乾燥の方が費用対効果が高くなります。
最近だと、対ウイルス効果があるものも多く、熱を排出しないものも出ているのでその意味では湿度抑制+乾燥+住環境向上に役立つのもポイントですね。
性能によって、3種類、つまりコンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式があり、それぞれ、電気代が違います。
□コンプレッサー式:1時間あたりの電気代=6円、1日10時間稼動なら月1800円。
□デシカント式 :1時間あたりの電気代=12円、1日10時間稼動なら月3600円。
□ハイブリッド式 :1時間あたりの電気代=12~13円、1日10時間稼動なら月3000円。
ここで、デシカント式とハイブリッド式とを比較すると、電気代はほぼ同等なのに、ハイブリッドの方が安くなっています。
理由は簡単にいうと、デシカント式は、季節を問わず常に電気消費するので結果的に電気代向上しますが、ハイブリッド式は、夏はコンプレッサー、冬はデシカントと使い分けるので、結果的に電気代が安くなっているというからくりです。
コンプレッサー式は電気代こそ安く済みますが、代わりに熱を室内に排出するので、湿度を抑えると同時に、室内温度を上げてしまいます。
冬ならともかく、夏は厳しくなるので、住環境の改善+湿度抑制を考えるなら、ハイブリッド式の方がコストパフォーマンスは向上しますね。